人生の屈辱に対抗する最善の武器は、
勇気とわがままと忍耐である。
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勇気は心を強めてくれます。わがままは冗談を言う余裕を生み、忍耐は落ち着きを与えてくれます。この三つをしっかりと心の底にもっていれば、いかなる屈辱にも屈することはありません。 勇気と忍耐については前述しましたので、ここでは「わがまま」についてお話したいと思います。 ここで言うわがままとは、「私が私が」というエゴイズムのことではありません。ありのままの自分を愛するということです。自分を大切にするために出てくる心のことです。 人はだれも自分自身が大切なものです。自分ほどかわいいものはありません。自分がそう思っているのだから、他人もまたそう思っているということが分かります。だからこそ、他人を傷つけてはならないと思うのです。自分を愛しているからこそ、他人を尊重する心が生まれるのです。 できれば屈辱など避けて通りたいものです。しかし、屈辱を避けるために臆病になってしまっては成長はありません。屈辱を受けた自分も自分です。屈辱を受けた自分をも愛することです。そのような自分を認めて愛することにより、はじめて反省ができ、成長があるのです。 屈辱を受けた自分を愛することができなければ、その部分には目をつぶり、早く忘れてしまおうとします。つまり屈辱から逃げているのです。 屈辱を認めなければ、屈辱はただ恥ずかしいだけで、経験にはなりません。屈辱は私たちに、自分の小ささ、考え違い、心の傷み、次に進むべき方向など、たくさんのことを教えてくれます。これらを身につけ自分の知恵としない手はないと思うのです。自分の知恵となってこそ、屈辱は良い経験となるのです。 |
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