忍耐とは希望をもつ技術である。
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忍耐や我慢強さは生まれたときからもっているものではありません。生きてゆくうちに自分の力でつくるものです。いろいろな現象に出会うことにより習得する技術なのです。 あの人は我慢強いなどと言いますが、それは生まれながらに我慢強いのではなく、その人がつくりだしたものなのです。 赤ちゃんは我慢を知りません。おなかがすいたら泣き、眠たくなったら泣きます。しかし、成長するにしたがっていろいろな経験をするうちに、我慢というものを身につけてゆくのです。つまり、忍耐や我慢強さとは、自分の衝動を知恵の力で抑えることです。これは高度な技術です。ですから忍耐や我慢強さを習得するのには時間がかかります。 それでは、忍耐と我慢の違いは何でしょうか。忍耐にはその奥に希望があります。 たとえば、一つの目標があるとします。それを達成するのに不可欠なものは忍耐です。忍耐があるからこそ、目標をもちつづけることができるのです。忍耐をもっていれば、待つことができます。一度失敗しても立ち上がり、態勢を整え、もう一度臨むことができます。そして、二度、三度と失敗しても、そのたびに新たな道を見つけようとすることができるのです。 忍耐とは、挑戦する勇気、不屈の精神の別名なのです。 つらいとき、自分のそのときの感情を爆発させることのほうが、耐え忍ぶことよりも簡単です。しかし、感情を爆発させれば、その一瞬だけ自分はスッとしますが、後から後悔がおそってきます。自分の忍耐のなさがいやになり、人を傷つけ、自分も傷つきます。そして人からそういう人間だと思われてしまい、自分のまわりから人が離れていってしまいます。 忍耐は人生のあらゆる場面で、必要になります。いつなにが起こるか分からないし、どこでだれと会うかも分からないのです。 この不安定さに耐え、希望を見失わず、充実した日々をすごすためには、忍耐をしっかりもっておくことです。 |
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